2018年8月22日 (水)

(オーストラリアサッカー)28歳、小檜宏晃の海外初挑戦

28歳で、初の海外挑戦に挑む事を選んだ男、小檜宏晃。

彼の存在を知ったのはちょうど一年ぐらい前、日本のビジネスパートナーである門井氏から、一本の電話が掛かってきた時である。

【是非、オーストラリアにチャレンジさせてやりたい奴がいるんですよ】

彼から話を聞くと、高校時代は東京の強豪、成立学園で10番を背負い、後にロンドンオリンピックの日本代表で活躍した、大津祐樹ともチームメイトだったという。161センチと小柄な体格ながらサッカーセンスは当時から抜群で、Jリーグの関係者は当時、大津よりも、小檜を高く評価していたとの話だ。

高校3年次にはには、東京ヴェルディの練習にも参加。元日本代表の名波氏と紅白戦でマッチアップを経験する中で、プロの壁の高さを感じつつも、決して手が届かない場所ではないと思ったという。

高校卒業後、法政大学へ進学。1年からトップチームで試合に出場し、Jリーガーへの夢が現実的なものになりつつあった大学4年の時に、膝を負傷してしまう。

そして小檜はサッカー界に別れを告げ、一般企業へと就職した。

【自分は、もうサッカーに対する未練はない】

そう言い聞かせながら、仕事に没頭した。幸い、仕事は楽しく、周りの人たちにも恵まれた。

それから約5年が過ぎた2017年11月。小檜はシドニー行きの片道チケットを右手に握り、成田空港を飛び立っていった。

【一回きりの人生、チャレンジせずに後悔だけはしたくない】

こうして、28歳小檜宏晃の、海外初挑戦が始まった。

  

シドニー到着後、さっそく州3部に所属するクラブの練習に参加。本人の中では、そこそこできたという手ごたえがあったが、次の練習には呼ばれなかった。

【外国人選手として、自分を最大限にアピールする重要性】

を痛感した。

 

その翌週、小檜が日本にいたときから、彼の経歴を見て興味を示してくれた、州1部に所属するクラブの練習に参加した。

前回の州3部のクラブでの練習で、多少オーストラリアサッカーの感覚を掴んだのか、プレーが見違えるほどに変わった。

このクラブで数回の練習後、監督から、【今までの練習で見せてくれたクオリティーを、年明けの練習試合数試合で見せてくれれば、契約したいと思う】との、ポジティブなフィードバックを貰う事に成功した小檜。

しかし彼は、年明けまで契約を待てない事情があった。

そして年明けを待たずして、1回の練習参加でオファーを出してくれた、Illawarra Disctict LeagueのConistion FCと契約する事に。

 

州1部のクラブと比べて、サッカーのレベル、給料面では見劣りする。

しかし、自分をここまで欲してくれているのか、と驚いてしまうぐらいの、情熱的なアプローチと条件を提示してくれたしてこのクラブの監督に対し、小檜は首を横には振れなかった。

【とりあえずスタート地点には立てた。ここからどんどん這い上がっていってやる】

こうして、小檜宏晃の海外でのサッカーキャリアがスタートした。

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現在所属するIllawarra Disctict Leagueから、一つ上のリーグであるIllawarra Premier Leagueへの昇格を絶対的使命とし、今シーズンを戦い続けてきたConistion FC。

シーズン開幕前から、Conistion FCとBellambi FCの、2チーム間の優勝争いになるだろうと言われてきた。

そんな大方の予想通り、シーズンを通じて首位争いを繰り広げてきたこの2チーム。

第20節を終えた時点で、Coniston FCがBellambi FCに僅か勝ち点1点を上回る中、第21節の両者直接対決を迎えた。

この試合で負けてしまうと、最終節である22節を残し、自力優勝が消滅してしまうConistion。

しかし、後半35分までBellambiにリードを許す苦しい展開に。

この窮地を救ったのが、28歳の海外初挑戦チャレンジャー、小檜宏晃だった。

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普段はあまりフェイスブックに投稿しない小檜も、このゴールはよほど嬉しかったのか、この通り。

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今週土曜日に行われる、Helensburgh Thistle FCとの試合に勝てば、来季より上のリーグへの昇格が決まるConiston FC。

開幕からチームの核として活躍してきた小檜が、このクラブに、【リーグ昇格】というプレゼントを届ける事ができるのであろうか?

【最終決戦】まであと3日。

豪州フットボーラーズ

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