2019年4月の7件の記事

2019年4月29日 (月)

オーストラリアのセミプロリーグでプレーする事を目標とし、毎年多くの若者たちが、この地へやってくる。

中には、初回のトライアル、練習参加でチームからオファーを貰うチャレンジャーがいる反面、10チーム以上のチームに参加しても、オファーを貰えないチャレンジャーもいる。

この、【オファーを貰えないチャレンジャー】に関して言えば、その時点で、単純にセミプロリーグでプレーする実力が足りないというケースが殆ど。

ただ、【その時点で】との言葉が示している通り、本人達の努力次第では、そこからセミプロリーグでプレーする事も決して不可能ではない。

オーストラリアという外国で、日本とは異なったサッカー環境、そしてサッカースタイルの中、即座に自分の実力を十二分に発揮する事は、容易ではないといえる。

その環境、スタイルに慣れる為には、とにかく試合をこなしていく事も必要だ。

そのようなチャレンジャー達に、【試合経験を積める】場を提供する為に、僕はオーストラリアの様々なアマチュアクラブと提携している。

今シーズン、僕自身がプレーヤーとして所属しているBankstown Dragons FC も、会社として提携しているクラブの一つ。

このクラブには、セミプロリーグでのプレーを目標に、日本人選手だけでなく、中東、南米、ヨーロッパから来た外国人選手も多く所属している。

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(アルゼンチン出身の選手。即戦力として、NPL1で通用するだけの実力を持っている)

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(中東出身の選手。彼もNPLでプレーできるクオリティーを持っている)

日本人選手同様、外国人という狭き枠で勝負しなくてはいけない為、その枠が空くタイミングを虎視眈々と狙いながら、ピッチ上で毎日汗を流している彼ら。

ニュージーランドや中東のトップリーグでプレーしていた選手や、他州のNPL1でプレーしていた選手も所属している、今シーズンのBankstown Dragons FC

彼らはこのクラブでプレーする事を、もしかしたら上でプレーする為の、コンディション調整ぐらいにしか思っていないかもしれない。

だからといってトレーニングでは決して手を抜くことなく、試合もいつも全力でプレーする。

その為、毎回のトレーニングの質も高く、チームでのスタメン争いも熾烈だ。

このBankstown Dragons FCで、2019シーズンをこのクラブでスタートさせた、二人の日本人選手がいる。

田村明大(20)と、山中真哉(22)。

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2018年末から複数のセミプロクラブのトライアルを受けるものの契約に至らず、その過程で、サッカーに対する自信を失ったという田村明大。

周りの日本人選手達が次々と契約を決めていく中、自分だけが取り残されてく。

あれほど好きだったサッカーが、楽しめなくなっている。

オーストラリアでの生活も、苦痛でしかない。

そんなどん底まで落とされた田村だったが、このBankstown Dragons FCに入団する事により、サッカーができる喜びを再発見する。

【サッカーがしたくてもできない人だっているわけだし、海外でこうやってチャレンジさせてもらっている事は、当たり前ではないんだ】

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現在、チームの主力としてプレーしている彼。

プレッシャーを感じる事なく、サッカーを楽しんでいる。

そしてサッカーに対する自信を取り戻したせいか、以前よりもパフォーマンスが上がっている。

そんな田村に、セミプロクラブのトライアルのチャンスは再び訪れ、それを物にする事はできるのであろうか?

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日本では社会人リーグでプレーし、今年の3月中旬にオーストラリアへ渡ってきた、山中真哉。

長い期間のブランクがあり、試合勘を取り戻したいという事で、Bankstown Dragons FCへの入団を決めさせた。

体力を上げ、フィジカルコンタクトの激しさに慣れれば、オーストラリアのセミプロレベルで十分に通用すると判断し、一カ月間、彼の様子を見続けた。

そして先週、オーストラリアでの初めてのトライアルで、見事にオファーを貰った山中。

たったの数試合で、このBankstown Dragons FCを去る事になったものの、ここで培った事を活かして、次のクラブでも活躍してくれると信じている。

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今回のベストショットはこの写真!(笑)

豪州フットボーラーズ

2019年4月22日 (月)

【豪州ソリューションズ】のフルタイムスタッフとして、今年の初めから約二カ月半働いてくれた、ナオちゃんこと、橋本菜緒さん。

サッカーに関してはあまり詳しくないと話していたものの、面接の場で即座に採用を決定したぐらい、直感的に僕は【この子だ!】と感じました。

そして期待通り、熟練スタッフの様な振る舞いで業務を確実にこなし、会社にとって一番の繁忙期である一月二月を、一緒に乗り切ってくれた彼女。

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そんなナオちゃんが、諸事情で日本に帰国する事になってしまった為、お別れ会を兼ねたランチを食べに行きました。

女子チャレンジャーも数人はいるものの、大半が男子チャンジャ―の中、車での送迎や練習の撮影、そして彼らとのコミュニケーションも、自ら積極的に行っていたナオちゃん。

そんな潤滑油のような役割を果たしてくれた彼女のお陰で、どれだけ助かった事か!

本当に感謝としか言いようがありません。

今後は日本で、絵本作家を目指して活動していく予定だと話してくれましたが、ナオちゃんなら、きっとその夢を叶えてくれると信じています。

有能な動画スタッフは常に募集していますので、我こそは!という方は、是非ご連絡ください。

豪州フットボーラーズ

2019年4月20日 (土)

オーストラリアでプレーする日本人選手達の活躍を、より多くの人に知ってもらいたい。

そんな気持ちで、今月号のコラムも魂を込めて書きました。

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明日は長期と短期のチャレンジャーが二人、シドニーに到着します。

最近少しブログの更新が滞っていましたが、このニューチャレンジャーが来るタイミングで、また頻繁にアップしていきたいと思います。

豪州フットボーラーズ

2019年4月 9日 (火)

2019シーズン、NSW State Leagueの優勝候補としての呼び声が高いNepean FCと、クラブ創立2周年目を迎え、NPLへの昇格に意欲的なSouth Coast Flame FC

豪州ソリューションズの選手が両チーム合わせて3人出場した両チームの戦いは、終了のホイッスルが鳴る瞬間まで勝負の行方が分からない、白熱した試合となった。

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オーストラリアでの3シーズン目を迎え、そのピッチ上での振る舞いからは、精神的な安定感さえも伺える、加藤成幸

2018シーズン終了後、2019シーズンに向けてトップ下の選手を探しているという連絡が、Nepean FCの監督から僕の携帯に入った。

その際、数人の選手を連れてトライアルに行ったが、そのポジションを見事に射止めたのが、この加藤である。

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柔らかなボールタッチと、トリッキーなドリブルを武器とする加藤。

ウォームアップを兼ねた試合前のリフティングにも、余念がない。

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NPL3への昇格が絶対条件という、今シーズンのNepean FC

そういった中で、助っ人である外国人選手として、クラブ側の大きな期待を背負ってプレーしているこの男が、この試合ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか?

そんなワクワクした気持ちで、ゴール裏から彼のプレーを追い続けた。

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South Coast Flame FCの大黒柱ある、牛島寛明。

僕自身、South Coast Flame FCでプレーする牛島の姿を見るのは、この試合が初めてだ。

NPL3に所属するクラブからの、好条件でのオファーを蹴って入団した、このクラブ。

選手であれば誰でもが、上のレベルでプレーしたいと思う。

条件が良ければなおさらだ。

それでも牛島が、このクラブを選んだ理由とは?

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NPL3のクラブの練習に参加していた際には、【とても窮屈そうに】サッカーをしていた牛島。

周りとの呼吸も中々合わず、孤立しているシーンが多く見られた。

そんな彼が、この試合では水を得た魚のように、ピッチ上で躍動している。

【自分がサッカーを楽しみながら、選手として成長できるチームでプレーしたい】

牛島がこのSouth Coast Flame FC選んだ理由が、まさにそれだ。

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もう一人の日本人選手である、大場靖也

小柄ながら、オーストラリア人選手に当たり負けしない、強靭なフィジカルを持つ彼。

主に前線の右サイドを任されている大場だが、この試合では守備に追われる時間が多く、攻撃での見せ場を中々作る事ができなかった。

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サッカーの実力だけで言えば、彼ももっと上のレベルでプレーできる選手だ。

しかし、海外一年目で、そんなにトントン拍子にはいかないと、本人も分かっている。

ここから上へ這い上がっていく為に何が必要なのか?

その答えを探すべく、毎日のトレーニングに励んでる大場。

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前半を0-0で折り返した両チーム。

試合が動いたのは、後半の中盤だ。

この牛島の切れ味鋭いドリブルに、相手ディフェンダーがエリア内でファールを犯し、PKを獲得。

このPKをキャプテンが決め、先制点を挙げるSouth Coast Flame FC。

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すぐさまNepean FCも反撃に出て、PKを獲得。しかしここでSouth Coastのキーパーがファインセーブを見せ、このまま試合は終わると思いきや、、

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ディフェンダーの不用意なファールにより、またもやPKを献上したSouth Coast。

今回はこのPKをきっちりと決められ、同点に追いつかれてしまう。

しかもこのファールが2枚目のイエローカードとなり、残りの時間を10人で戦う羽目に。

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そして同点に追いつかれてから数分後、South Coastはまたもや退場者を出してしまう。

9対11の状況では、もはや対等な試合にはならない。

ここから試合終了までの約10分、Nepean FCの怒涛の攻撃を食らい続けたものの、なんとかそれを凌ぎきったSouth Coast

そして終了のホイッスルが鳴る。

South Coastにとっては、貴重な勝ち点1を取った試合となった。

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この試合で素晴らしい活躍を見せ、チーム内のベストプレーヤーに選ばれた牛島。

彼のサッカー選手としての将来が、本当に楽しみである。

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試合終盤に、2人の数的アドバンテージを得たのにも関わらず、それを活かしきれなかったNepean FC

まだ3節が終わったばかりとは言え、昨シーズンは最終節まで優勝争いが縺れた経緯がある。

それだけに、リーグ優勝を絶対目標とするNepeanにとっては、絶対に落としてはいけない試合であった。

混沌とした優勝争いが予想される中、一体どのクラブがNPL3への昇格の切符を手に入れるのか?

Nepean FCがその最有力候補である事には、変わりはない。

豪州フットボーラーズ