2019年5月 8日 (水)

(オーストラリアサッカー)クラブを昇格に導いた二人の男たちの、新たな挑戦

2018シーズン、Coniston FCをリーグ優勝に導き、Illawarra Premier Leagueへ昇格させる原動力となった、小檜宏晃榎戸皓平栢野敬之の3選手。

3選手とも2019シーズンのオファーを貰ったものの、小檜は他の国へのチャレンジの為、チームを退団。

榎戸と栢野は、チームに残る事を決めた。

チームの中心選手であり、昨シーズンはリーグMVP級の活躍を見せた小檜。

その彼を失ったConiston FCが、Illawarra Premier Leagueの舞台でどんな戦いを見せてくれるのか?

小雨が降りしきる土曜日の夜、Illawarraで唯一の人工芝のグラウンドである、Ian McLennan Park へと向かった。

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第6節が終わった時点で、2勝1敗3分けで、12チーム中8位という成績のConiston FC

数シーズンぶりに、Illawarra Premier Leagueへの復帰を果たしたConiston FCにとっては、リーグへの残留が、今シーズンの現実的な目標といえるかもしれない。

第7節目であるこの試合の相手は、11位につけるSouth Coast United

絶対に勝ち点3が欲しい相手である。

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この試合、左サイドバックで出場した榎戸皓平

フォワードからセンターバックまでマルチにポジションをこなす彼だが、このチームでは左サイドを任される事が多い。

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センターバックで出場した、栢野敬之

オーストラリア人選手の様な上背はないものの、カバーリング能力と判断の良さが買われ、このチームの不動のセンターバックとして君臨している。

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オーバーラップを頻繁に見せ、クロスだけでなく、中へ切れ込んでのシュートも積極的に試みた榎戸。

昨シーズンより活き活きとプレーしているのが、伝わってくる。

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South Coast Unitedの外国人選手である、チョ・ビョングク選手。

元韓国代表で、Jリーグのベガルタ仙台ジュビロ磐田でもプレーした経歴を持つ彼。

2017シーズンまで、Kリーグ一部でプレーしていたが、子供の教育の為、オーストラリアへ渡ってきたと言う。

37歳と、サッカー選手としては第一線でプレーする事が厳しい年齢だが、この試合で見せてくれたパフォーマンスは、彼が長年、アジアのトップリーグで活躍してきた事を証明するのに十分なものであった。

近年、ウーロンゴンリーグでプレーする日本人選手が急速に増えている。

しかしつい最近までは、サッカー関係者の中で、ウーロンゴンリーグを見下す人たちがいたのは事実だ。

僕自身、ウーロンゴンに選手を送っている事に対して、全く関係ない人間から、レベルの低いリーグに選手を送っているという文句(?)を言われた事もある(笑)。

日本人選手がほとんどプレーしていなかった時期から、このリーグに対する愛着を持ち、一生懸命に選手を送り続けた立場からすると、決して愉快な発言ではない。

そんな時期もあったが、数年前に比べてリーグのレベルも上がっているし、FFAカップでNPLのクラブを負かす事も、決してサプライズではなくなった。

ひとつ確実に言える事、それは、このリーグでプレーする日本人選手達が、ウーロンゴンリーグのレベルを大幅に上げたという事実だ。

僕のマネージメント選手の一人であり、二年連続でIllawarra Premier Leagueの得点王である、上田祐輔

NPL1NPL2の多くのクラブから、彼が欲しいという連絡が、今でも頻繁に来る。

それでも上田は、Illawarra Premier Leagueでのプレーにこだわるし、このリーグでプレーしている事に、プライドを持っている。

そしてこのチョ・ビョングク選手の、Illawarra Premier League参戦。

今後ますます、各チームの外国人選手に対する期待値が上がり、それにつれて、このリーグ自体のレベルが上がるのは、明白である。

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一進一退の攻防が続く中、後半終盤に2ゴールを決めたConiston FCが、勝ち点3を取る事に成功した。

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去年プレーしていた下のリーグに比べ、相手チームのレベルが段違いだと話してくれた、試合後の栢野

そういったレベルの中で揉まれながら、成長し続けている二人の姿を見れた事が、この試合での収穫だったと言えよう。

引き続き彼らの活躍ぶりを、より多くの人達に伝えていきたいと思う。

豪州フットボーラーズ

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