2019年11月10日 (日)

下から這い上がってきた男

まずはこちらの記事から読んでいただきたい。

犀川稔久の苦悩

2019シーズン、NPL2Bankstown Berriesでスタートを切った犀川だったが、移籍期間にNPL3のSD Raiders FCへの移籍を決意する。

選手達のモチベーションが低いNPL2のクラブでプレーするよりも、昇格争いに向かってやる気がみなぎっている、NPL3のクラブでのプレーを選んだのである。

この犀川の加入も手伝ってリーグ優勝を果たし、2020シーズン、NPL2への昇格を決めたSD Raiders FC。

クラブからも当然再契約のオファーを貰ったものの、直ぐにはイエスと言えなかった。

NPL1でのプレーを目標としている彼にとって、もう一年NPL2でプレーする事は果たして正しい選択なのであろうか?

少し考える時間が欲しい。

そうクラブには伝えた。

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再契約の話から数日後、犀川はこのクラブとの契約書にサインをした。

一年目、State Leagueでプレーしていた時の10倍近い給料。

NPL2では破格ともいえるこの条件を、クラブ側が提示してくれたのだ。

金額だけで決めたわけではない。

それぐらい自分を評価してくれている、そして必要としてくれている事に感動したからである。

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現在犀川は、フィットネスの専門学校に通いながらサッカーをプレーしている。

英語でフィットネスを学び、英語環境の中でサッカーに打ち込む。

もしオーストラリアに来ていなかったら、今頃自分は日本で何をしていたのだろうか?

今の生活が充実しすぎているからこそ、そんな事を考える事もしばしばある。

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日本では全く無名だった自分が、オーストラリアでサッカーで十分に生活できる給料を貰いながら生活している。

高校、大学時代に自分よりも上手かった同期達は、殆どサッカーを辞めているという現実。

サッカーができるのは日本だけではない。

そして何より、人生を豊かにさせる素晴らしい経験を海外でできるとしたら?

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将来的には日本の大学を回って、講演会を行いたいと考えている犀川。

自分のオーストラリアでの経験を、より多くの人達に伝えたい。

もっと多くの若者達が、海外に出てチャレンジして欲しい。

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この男がオーストラリアでのチャレンジを終えるとき、一体どんなストーリーを書き上げる事ができるのであろうか?

そのストーリーをより多く書く為に、僕は犀川を追い続ける。

豪州フットボーラーズ

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