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2018年7月10日 (火)

2012年から2016年まで川崎フロンターレで監督を務め、2017年シーズンからは名古屋グランパスの監督を務める風間八宏監督。

独自の理論で築き上げた攻撃的サッカーで、フロンターレをリーグ優勝にも導いた風間監督ですが、実は約4年前、短いながら、風間監督と一緒に時間を過ごす機会を頂きました。

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2014年に、シドニーで行われたACL(アジア・チャンピオンズ・リーグ)でのウェスタンシドニー・ワンダラーズとの記者会見を、この時、全く通訳経験がなかった宮下が担当。

元々はフロンターレのリエゾンオフィサー(主催側との情報連絡役と調整役)として帯同したはずが、いつのまにか公式記者会見の通訳まで任されてしまったという、自分のサッカービジネスの分岐点となった、忘れる事のできない4日間となりました。

移動のバスで、僕のちょうど後ろに風間監督が座っていたので、シドニーの街についてや、オーストラリアの国内サッカー事情などを、色々と聞かれた記憶が。

その中でも、【シドニーの中心部で美味しい中華料理屋はどこ?】と聞かれたのが、なぜか未だに一番印象に残っています。

その時、どこの店をお勧めしたのは覚えていませんが、【風間監督=中華料理好き】という図式が、僕の中ではできあがりました。

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そんな個人的な出会いがあってからは、風間監督が監修主筆 した本は、必ず読むようになりました。

そして今回、地元の本屋で手にしたこの一冊。

【技術解体新書】

 「止める」「蹴る」「運ぶ」「外す」「受ける」の5つの風間理論を解読した究極の技法書。

サッカーの一つひとつのプレーには、絶対的な「正解」は存在しないと言われる中で、様々な指導者が独自の理論を築き上げ、その正解に少しでも近づこうと努力する。

風間監督も、そこに近づくために、色々な考えを持ちながら、サッカーにアプローチしているという事を、この本から読み取る事ができます。

人生も同じ。「正しい人生」とは誰にも分らないし、決まった行動をとらなければならない唯一の正解もない。

しかし、その「正しい人生」の答えに少しでも近づく為に、それぞれが自分の目標、価値観を持ち、日々努力をする。

すこしばかり哲学的な内容になってしまいましたが、要するに、サッカーと人生は似たようなものだという事を、言いたかったわけです。

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という事で、僕もサッカーを人生にシンクロさせながら、サッカーを通じて正しい人生の道を、とことん追求していきたいと思います。

豪州フットボーラーズ

2017年4月21日 (金)

今年も昨年に引き続き、2月19日から22日まで浦和レッズ、4月9日から12日までFCソウルのシドニーでの滞在に、チームリエゾンオフィサーとして帯同させていただきました。

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初日の練習前に、サッカースクールの子供たちと保護者と一緒に、記念撮影に応じてくれたレッズの監督と選手たち。

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この日は到着日という事で、ランニングからロンド(鳥かご)、そしてストレッチというという軽めの練習で終わりましたが、ロンドの練習ひとつとっても、このクラスの選手達は本当に上手ですし、参考になります。

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試合前日の練習会場では、レッズの強化部長さんからいただいたポロシャツに着替え、練習を見学させていただきました。ワンダラーズのポロシャツより全然かっこいいですね(笑)。この日は公式記者会見の為に早めにスタジアム入りする必要があったミシャ監督と通訳の方、そして阿部選手を車でホテルからスタジアムまで連れていったのですが、さすがにこの車内での約40分間が、今回の帯同で一番緊張しました。もちろん普段から安全運転を心掛けていますが、もし事故にあったりしたらどうしようとか、こういう時って変な想像をしてしまうものです。

試合はレッズがワンダラーズに4-0で快勝しましたが、試合後のロッカールームでは選手たちも風呂場ではしゃいだり携帯で写真をとったりと、正にお祭り騒ぎでした。幸運にも彼らの肉体を拝見する機会があったのですが、槙野選手とオナイウ 阿道選手がその中でも特に引き締まった筋肉をしていました。こんな事書くと、ゲイがと思われるかもしれないですが、筋トレ好きとして単純に彼らの肉体に興味があっただけです(笑)。

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FCソウルとの帯同は、日本と韓国という、隣国ながらも異なった文化と国民性をもつ2国間の違いを再認識させられた、良い機会となりました。

このクラブの監督は、1990年の韓国を代表するストライカーである黄 善洪(ファン・ソノン)。日本代表が長年さんざん苦しめられたストライカーが、僕が運転する車に乗っているなんて、これもまた不思議な感覚です。

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FCソウルのシドニー滞在の間、数々の小さなトラブルが発生しましたが、一番下っ端の現場マネージャーさんが全て尻拭いしているのを目のあたりにし、傍から見ると羨望のまなざしで見られるかもしれないアジアのビッククラブのスタッフとして働くという事が、実際はとんでもなく大変だという事を、感じることができました。

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その他、今回のFCソウルのシドニー滞在は、このブログでは書けないほど、色々な事がありましたが、僕自身にとって成長できる絶好の機会であったことは、間違いありません。今後も海外のクラブと一緒に仕事ができるチャンスを、積極的に模索していきたいと思います。

豪州フットボーラーズ

2016年4月26日 (火)

今年は2大会連続でACLに出場していたWestern Sydney Wanderersに変わり、Sydney FCがACLに出場しているという事で、Sydney FCと同じグループである浦和レッズの、シドニーでの記者会見の通訳を担当させて頂きました。

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試合前日の記者会見では、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督と、槙野智章選手が参席しました。レッズスタッフの方からの事前情報で、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は話し好きと聞いていましたが、会見が始まると、本当に止まらないぐらい良く喋ります。そして冗談も大好き。しかしながら監督の通訳の方がとても分かりやすい日本語でその内容をまとめて下さったた為、僕自身は予想していたより苦労せず、その内容を英語に訳する事ができました。

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ユーモアあふれるコメントで会場を笑いに包んでいた槙野選手。シドニーでの子供達に対するファンサービスも素晴らしかったです。

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試合当日のハーフタイム時。浦和レッズサポーターの数の多さ、そして熱狂度には本当に舌を巻かれました。

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試合後の記者会見では、8年ぶりのACLグループステージ突破を決めた事もあって、監督は終始上機嫌。日本のメディアだけでなく、オーストラリアのメディアも方からもこの試合に関する様々な質問が飛び交った中、中国のメディアがノックアウトステージで当たる可能性がある山東魯能、そして中国のクラブの印象を質問した事に対し、「サッカーはお金で全てを解決できない事を証明したい」と答えた事がとても印象に残りました。

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テレビカメラが回る中での通訳は、何回やっても緊張しますね。

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なんともフレンドリーなミハイロ・ペトロヴィッチ監督。2日間で5回は監督と握手を交わしました。

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浦和レッズ広報部部長の松本浩明さんと。今回のこの仕事の件で色々お世話になっただけでなく、レッズに関する様々なお話を伺う事ができ、とても勉強になりました。

順調に勝ち上がっていけば、ノックアウトステージでまた両クラブの対決の可能性があるだけに、シドニーFC、浦和レッズのノックアウトステージでの健闘を祈っています!

(同ブログでの記者会見の写真掲載に関しては、この試合及び、記者会見を主催するAFC(アジアサッカー連盟)本部の許可を得ています)

豪州フットボーラーズ

2015年5月20日 (水)

鹿島アントラーズの試合前日のトレーニングは、試合会場であるパラマッタスタジアムで行われました。

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この写真の背景に映っている「We Are Champions」という看板が、またカッコいいですね。多分に運もあったものの、現アジアクラブチャンピオンというタイトルを保持しているワンダラーズに関われているという事は本当に素晴らしい事です。この日はAFCで決めれられている1時間のみのトレーニングという事で、あっという間に終わってしまったのですが、トレーニング終了後、トニーニョ・セレーゾ監督が、トレーニング時間内にできなかったセットプレーでのサインプレーの確認をしたいので、近場でこっそりトレーニングできるグランドはないかと?のいきなりの注文に、スタッフの方達もしどろもどろに。結局グラウンドは見つからなかったものの、どんな手段を使っても勝ち点3を取って帰ってやるという、ブラジル人監督のサッカーへの情熱を垣間見れた瞬間でした。

昼食後、午後に予定されている公式記者会見の場所へ移動。実はこの記者会見、会見の1時間前に急に鹿島のスタッフの方から通訳をやってくれと言われたもので、急いでホテルのフロントでペンとメモ帳を入手し、ラウンジでコーヒーを飲んで心を落ち着かせてから、会見場所へ向かいました。

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ホテルのイベントルームで行われた試合前日の公式記者会見、開始10分前に会見場へ入ると、既に多くの日本、オーストラリアのメディアが着席しており、私の心拍数が一気に急上昇(笑)。ここまで来たら、自信を持ってやるしかない!と気持ちを切り替え、席に腰を下ろしました。オーストラリアサッカー協会のスタッフの司会進行でスタートしたこの記者会見、写真左から監督通訳の高井蘭童さん、トニーニョ・セレーゾ監督、そして植田直道選手、そして私といった面子で行われました。、昨年、川崎フロンターレーの通訳を担当した時は、風間監督であったり、中村憲剛選手が私に気を使ってくれて、発言が長くなる場合は、ちょくちょく区切りながら行ってくれたのですが、トニーニョ・セレーゾ監督はブラジル人という国民性なのか、とにかく話が非常に長く、質問以外の事も喋り、ポルトガルから英語へ通訳する日系ブラジル人の高井蘭童さんも、要約もせずに同じぐらいの長さで話した後に、私に順番が回ってくるので、その時点で私の頭は混乱状態。(笑)。それでもなんとか誤魔化しながら、自分が出来る範囲で頑張りました。

それにしても監督通訳の高井蘭童さんは、初対面から只者ではないオーラーを放っていましたが、実際の記者会見でも、まったくメモをとらずにすべての内容を(話す長さからいって多分)訳してしまうところから、彼の通訳のプロとしての凄さを感じ取る事ができました。彼の日本語を英語へと訳する私としては、もう少し要約して短く話して欲しかったというのが本音ですが。(笑)この時は知らなかったのですが、後日、彼の事をネットで調べてみると、なんと2002年の日韓ワールドカップのブラジル代表の通訳を担当していた事が判明!こんな方と一瞬たりとも一緒に仕事が出来て、本当によい経験となりました。

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そしてアントラーズの記者会見後、間髪入れずにワンダラーズの記者会面も始まり、今度はトニー・ポポビッチ監督、ニコライ・トポースタンリー選手と同席しました。ポポビッチ監督、そしてトポースタンリー選手の英語はかなり聞き取りやすかったのですが、オーストラリアのサッカー記者であろう、初老男性の低音で早口な英語をスムーズに聞き取れる事ができず、自分の英語力の無さを痛感させられましたが、またどんな形で回ってくるかわからないこの様なチャンスに備え、英語の勉強だけは継続して行っていこうと決心させてくれた、今回のこの記者会見での通訳の経験となりました。

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試合は見事アントラーズの逆転勝利で、試合後の記者会見では上機嫌だったトニーニョ監督。会見終了後には席上で、「ワウォー!」という雄叫びを上げながらのガッツポーズで、この試合での勝利の喜びを体全体で表現していました。そしてその後のホテルでのディナー会場では、今回の試合の為にシドニーインしたJリーグチェアマンが、コーチ陣、スタッフ一人一人に握手をして回りながら、今回の勝利に対する感謝の気持ちを伝えていました。

結局鹿島アントラーズは、この次の試合で勝利できず予選敗退。もしアントラーズが引き分けていたらワンダラーズとガンバ大阪というカードが実現していただけに、最終戦でのロスタイムでのアントラーズの失点は、本当に痛かったです。

という事で、4回にわたってお伝えした鹿島アントラーズのシドニーでの滞在レポートを終わらせて頂きます。

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