藤田実桜 Feed

2016年8月 7日 (日)

日本への帰国を次の日に控えたオーストラリアでの最終日は、お昼過ぎまで語学学校での最後の授業を受けた後、藤田さんの希望で、僕が普段通っているジムでの筋トレレクチャーを行いました。

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大学サッカー部の施設にトレーニング器具はあるものの、今まで体系的にウェイトトレーニングを行った事がないという藤田さん。しっかりとしたトレーニングを行えば、サッカー、フットサルのパフォーマンス向上もかなり期待できるという事を伝えると、俄然やる気を出してきます。

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腹筋台を使っての様々なバリエーションを加えてのトレーニングに、四苦八苦する藤田さん。

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上腕三頭筋のトレーニングであるプレスダウン。オージーの男子選手はもちろん、女子選手もジムでのトレーニングで身体を鍛錬しているからこそ、ピッチ上であのパワーを発揮できるのです。

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以前ウェスタンシドニーワンダラーズでプレーしていた高萩洋次郎選手と話した際、ウェイトトレーニングを殆どやった事がないといった話を聞いて、日本のトップレベルの選手でも筋トレをやってないという事実に驚いてしまいましたが、世界のトップでプレーしている選手達は、ほぼ例外なく本格的にウェイトトレーニングを行っているので、今後日本人選手が世界の舞台でもっと活躍するには、ウェイトトレーニングは絶対に欠かせないものだと個人的には強く確信しています。

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オーストラリアでの最後の練習は、男子チームに佐々木周、中村風太といった日本人選手が所属している、Blacktown Spartandsの女子トップチームでの練習となりました。

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朝からの大雨で殆どのクラブの練習が中止となる中、人工芝のグラウンドという事で、通常通り練習が行わたBlacktown Spartandsの女子チーム。今年の3月に富岡高校の女子高生を受け入れているだけに、監督を始めチームメイトも、初めから藤田さんにフレンドリーに接してくれます。

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このチームも前の週に参加した2チーム同様、オーストラリアの女子トップリーグであるWリーグでプレーしている選手を数人保有しているだけに、オーストラリアのトップレベルでプレーする女子選手の実力を肌で感じる事のできる、貴重な機会となりました。

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練習内容が理解できない時には、自ら選手に話しかける積極性を見せる藤田さん。

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大雨が降りしきる中、ミニゲームでは足元の技術の高さを見せつけます。

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夕方のウエイトトレーニングの疲れも見せず、約2時間の練習を最後まで集中して取り組んだ藤田さん。

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練習後には、恒例の全体写真撮影。

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Blacktown Spartandsのニット帽までチームから貰い、チームで一番小柄ながら一番高い技術を持つ女子選手と仲良くツーショットを取る藤田さん。本人曰く、このBlacktown Spartandsでの練習が、オーストラリア滞在中に参加したどのクラブの練習よりも、一番楽しめたとの事です。この練習により、今回の短期留学の公式日程が全て終了となりましたが、約1週間ちょっとの滞在で3つの州リーグのクラブの練習と、2つのサッカーアクティビティーに参加し、語学学校やバーベキュー、シドニー市内観光や動物園、カジノ見学といったフル回転の毎日を過ごした藤田さんが、このオーストラリアでの経験を元に、今後、更に上のステージで活躍する事を願っています。

(写真撮影:寺本貴生、斉藤麻衣子)

豪州フットボーラーズ

2016年8月 6日 (土)

渡航4日目、語学学校が休みである金曜日のこの日は、豪州フットボールマネージメントのサッカー英語学習部門を担当しているAl氏によるカフェでの英会話レッスン及び、シドニー近郊のハイキングを行いました。

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毎週金曜日のお昼時に行われているこのカフェ英会話レッスンですが、元々は僕とAl氏のサッカー情報の交換の場として行っていたものが徐々に発展し、現在は実践的な日常会話と、サッカー用語を学ぶ場として、毎回4人程の日本人が参加しています。現実的な話、オーストラリアで1、2年語学学校に通ったからと言ってビジネスで使える英語は疎か、日常の込み入った話でさえも問題なく駆使できるようになる人は少ないといった状況で、いかに効率的な英語の学習方法を日本人選手達に提供できるか、といった事を考え続けた挙句、サッカーが好きで、元々親交があったAl氏と共に英語のレッスンを始める事になった訳です。語学学校に数カ月通い、学校では上のクラスに属する日本人選手でも、初めはAl氏の簡単な内容の英語も聞き取れず、更に自分が言いたい事も満足に言えない状態でしたが、数カ月が経った今、オージー訛りのスラングを含んだAl氏の英語を聞き取り、自分が言いたい事を途切れ途切れですが表現できるようになってきました。藤田さんにとってはこの日のカフェレッスンは、他の日本人達が英語でAl氏と会話をしている姿に刺激を受ける事により、日本に帰ってからも英語を継続して勉強しようという大きなモチベーションの場になったと思います。

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カフェから車で移動し、近郊のハイキングコースへ。オーストラリアの素晴らしい自然を肌で感じる事ができた時間となりました。

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夕方には現地の日系の子供達を対象に行っている「ソルリエーフ・サッカースクール」にコーチとして参加し、子供達と楽しいひと時を過ごしました。

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この日の夜は、NSW州1部リーグで現在3位につけるManly Unitedのトップチームの練習に参加となりました。

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このチームもSydney University SFC同様、日本人どころかアジア人選手が皆無といった状況でしたが、藤田さんを快く迎え入れてくれます。

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ヘッドコーチが他州へ出張中という事で、この日はアシスタントコーチが指揮を執りましたが、このアシスタントコーチがとてもフレンドリーで、トレーニングを行う際に藤田さんが理解していないと気付くや否や、わざわざ彼女の為にトレーニングを止めて横で丁寧に説明してくれるという、なんともVIP的な扱いを受けながらの練習となりました。

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「ガンバレ!」といった簡単な日本語を使いながら、藤田さんが緊張せずに楽しみながらトレーニングに臨めるように配慮をしてくれた、ウイリアムコーチ。

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練習後の試合撮影。この日も朝から晩まで、素晴らしい人達と貴重な時間を過ごす事のできた一日となりました。

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土曜日はフリータイムという事で、弊社のドライバー兼カメラマンとして活躍してくれている斉藤麻衣子とシティー観光を楽しみ、サッカーは一日オフ。そして日曜日の午前中は、僕が定期的に参加しているオーストラリア人のサッカーサークルへの参加となりました。

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白人から黒人、南米系からアジア系まで、様々なバックグラウンドをもった人達が集まって行われているこのサッカーサークル。多民族国家であるオーストラリアだからこそ味わえる、貴重な経験です。

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女性だからと言って、一切の手加減もないガチンコサッカーながら、男性の中で普通にプレーできてしまう藤田さん。

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彼女の足技になんとか食らいつこうとするオッサン。

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藤田さんのフェイントに重心を崩し、転んでしまったオッサン。彼らにとっても小柄なアジア人の女の子がまさかこんなにも上手とは、思ってもみなかったと思います。普段のクラブの練習とはまた違った雰囲気の中、サッカーを純粋に楽しむ事のできた日曜日の午前となりました。

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やはりオーストラリアに来たからにはビーチでのバーベキューは外せない!という事で、午後からはAl氏ファミリーと共に、シドニー北部にあるビーチでバーベキューを行いました。

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サッカー留学中につき、お酒は禁物!という事で、ジュースを片手にポーズを取る藤田さん。

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Al氏が現在日本語を勉強中で、多少の日本語なら理解できる為、日本語と英語を混ぜながらコミュニケーションを図るこの二人。

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バーベキューに必須なソーセージやビーフはもちろん、オーストラリアならではのカンガルーの肉も、この日は登場しました。果たして味の感想は?

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幻想的な赤みを帯びた冬の夕日が沈んでいくのを見ながら、彼女は何を思っていたのでしょう?

(写真撮影:寺本貴生、斉藤麻衣子)

豪州フットボーラーズ

2016年8月 4日 (木)

現在、東京国際大学の4年生で、昨年にグアテマラ行われた第6回世界女子フットサルトーナメントのフットサル女子日本代表として活躍した藤田実桜さんが、9日間の日程でシドニー語学&サッカー短期留学のプログラムに参加しました。

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昨年の世界女子フットサルトーナメントで活躍する藤田実桜さん。

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朝便での到着後、本人は機内で軽く朝食を済ませたという事でしたが、僕自身がお腹が空いていたので、行きつけのカフェでトーストとコーヒー取りながら、簡単なオリエンテーションを行いました。現在は大学の女子サッカー部でプレーしている藤田さん、大学卒業後には、オーストラリアを含めた海外でのプレーも進路の一つとして考えており、今回のオーストラリアでの短期留学で自分の実力がどれだけ通用するかが、今後の進路を決定する上でも重要な要素となってくるという事で、長いフライトだったのにも関わらず、カフェでの彼女の表情は興奮に満ち溢れていました。

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ホームステイ先で軽い睡眠を取った後、現在NSW州1部リーグで首位を走るSydney University SFCの練習に参加しました。この日、トップチームは次の日に試合という事で練習はなく、リザーブチームでの練習参加となりました。

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日本人女性としては平均的な158センチの藤田さんが子供に見えてしまう位、縦にも横にも大きいオージーの選手達と共にウォーミングアップをする彼女の表情は、まだ少し緊張気味です。

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日本人選手どころか、アジア人選手でさえ殆ど見かけない女子の州リーグですが、そんな理由もあり、日本人である藤田さんのプレーに興味津々のオージー選手達。

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チームのヘッドコーチから指示を受ける藤田さん。果たして彼女はコーチの言葉を理解していたのでしょうか?

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基礎練習からのポゼッションゲームでは、インサイドキックの精度からファーストタッチ、そしてドリブルまで、この日の練習に参加した選手達の中では群を抜いていた藤田さん。

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フットサル女子日本代表という事で、ある程度技術的に高いものを持っているとは予想していたものの、今オーストラリアの州リーグでプレーしている日本人選手達と比べても、技術だけ言えば彼らと全く遜色のないレベルにあるという事を見せてくれました。

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練習も終盤に差し掛かるにつれて、オージー達とどんどん打ち解けていきます。

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長年知り合いのこのクラブのフットボールマネージャーに、「ものすごい良いフットサル日本代表の女子選手が来るから是非見てくれ!彼女が気に入ったらこのチームでプレーする事も考えているから」 といった、かなり上から目線で話をしてアレンジしたこの練習参加。これでもし彼女がこのレベルに全然ついていけなかったらどうしよう?なんてこれっぽっちも考えはしませんでしたが、これだけ技術的に高いものを見せてくれている彼女をを横目に、フットボールマネージャーが僕に近づいてきます。

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「彼女は具体的にはいつオーストラリアに来れるのか?」「どこに住むのか?」「学校に通う予定はあるのか?」といった質問をフットボールマネージャーから受けつつも、この2人の会話が気になった僕は、マネージャーの質問に真摯に答えながらも、彼女達の会話に全神経を集中させました。

オージー選手 「Are you going to study in the University?」

藤田 「Soccer」

この様なやりとりが交わされた上の写真。例え質問の趣旨が違ったとしても、しっかりと自分の言葉で返す藤田さんを見た時、僕はこの時点で、彼女が十分にオーストラリアでやっていけると確信しました。

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練習後には、既にこのチームの一員かの如く、チームメートの会話の輪に自然に入っていく藤田さん。夏休みにもなるとチーム単位で海外に遠征にいく中学生、高校生も多く、それはそれで得るものは多いとは思いますが、この藤田さんの様に、チームの中に日本人が一人っきりという状況で、日本語が通じる相手もいないし、コーチが出す指示を自ら理解しなくてはいけない環境で学べるものは、とてつもなく大きいと思います。

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滞在2日目は、NPLの女子の全てのチームが試合という事で、レベル的にも一番適しているであろう、Manly Unitedの15歳以下男子チームの練習に参加しました。

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試合に出ないManly Unitedの女子トップチームのプレーヤ―も参加したこの練習では、週末に行われる試合に向けた、戦術的な練習がメインとなりました。

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15歳とはいえども既に185センチ近い選手も数人おり、そういった男子たちの中でどれだけ藤田さんの技術が通用するのか?と、興味深く練習を見学しました。

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午前中は語学学校で英語を勉強し、そこで学習した内容をそのまま実戦で使えるというこの環境!これこそ英語上達の王道ですね!

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Manly U15のコーチを務めるAl Ellis氏。Al氏は、豪州フットボールマネージメントのサッカー英語学習部門のアドバイザーでもあり、毎週金曜日、日本人選手達にサッカー英語を指導しています。

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奥さんが日本人という事で、流暢な日本語を駆使するAl氏、この日は藤田さんを気遣ってか、彼女に日本語で練習内容を説明するシーンも。この日の練習では、このエリアで一番上手い15歳以下の男子選手達を相手にも、彼女の技術はピカイチでした。

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滞在3日目は、Sydney University SFCのトップチームでの練習です。このSydney University SFCのトップチームですが、20歳以下のオーストラリア女子代表が3人所属しており、スタメン選手の半数以上がオーストラリアのトップリーグであるWリーグの選手という事で、(トップリーグであるWリーグと州リーグは時期が被っておらず、Wリーグの殆どの選手が州リーグでもプレーしている)初日に参加したリザーブチームとはレベルがガラッと変わったメンバーとの練習となりました。

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ポゼッションゲームでの見事な股抜きのシーン。それよりもこの写真で言いたかったのは、藤田さんの倍はあるであろう、このオージー選手の腿の太さ!しっかりと鍛え上げられている感じがしますね。

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初日に比べて明らかに高いレベルのポゼッションゲームに、中々ボールに触れる事ができません。

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それにしてもオーストラリアの女子選手のデカさ、ゴッツさには、再度、本当に驚かされました。こんなフィジカルで明らかにアドバンテージがある選手達が技術を見につけたら、日本は彼女達に本当に太刀打ちできなくなってしまうのではないかと、心配になります。

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シュート練習の一コマ。藤田さんも悪くはないシュートを持っていますが、オージー達の桁違いのシュート力には驚愕してしまいました。生まれ持った体格の違いからか、筋トレの成果なのか、研究の価値はありそうです。

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この日の練習では、他の選手に比べて決して卓越したパフォーマンスを見せられたとは言えないものの、オーストラリアのトップレベルの選手達の中に混じって練習する事により、オーストラリアのトップレベルのサッカーを肌で感じる事ができた良い機会となりました。

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練習後にオージー選手達と共にワンショット。みんなとてもフレンドリーで、藤田さんとフェイスブックを交換している選手もいました。

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この日、流通経済大学付属柏高校ラグビー部元監督で、現在は流通経済大学に勤務されている松井英幸さんをご招待し、藤田さんの練習を見学して頂きました。日本の高校選抜を率いて海外で多くの遠征を経験されている松井さんからの貴重なアドバイスに、藤田さんも多くの事を感じ取ったと思います。

(写真撮影:寺本貴生、斉藤麻衣子)

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