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2019年8月11日 (日)

レギュラーシーズンを4位で終えた、Nepean FC

ここからは、上位5チーム間での、変則トーナメントが行われる。

Nepean FCの初戦の相手は、リーグを5位で終えた、Central Coast Mariners

女子サッカーのトップリーグである、W-Leagueに所属するCentral Coast Marinersの、2軍格のチームである。

負けたチームはその瞬間にシーズンが終了する、この試合。

Nepean FCにシーズン途中から加入し、チームの中心選手として活躍をし続けている浪田恵莉にとっては、オーストラリアでの最後の試合ともなりえるのだ。

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トップ下でスタメン出場した、浪田恵莉

相変わらず、このレベルではボールを扱う技術が圧倒的である。

同時刻に隣のグラウンドで、一つカテゴリーが上であるNPL1の試合が行われていたが、彼女はその中に入っても全く問題なくプレーできるレベルにあると、はっきりと言えよう。

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オーストラリアに来てから、持ち前のテクニックに加えて、力強さも増したように見える。

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先制点を奪われるものの、すぐさま同点に追いつくNepean FC。

前半は、Nepean FCがより多くのチャンスを演出するものの、1-1で後半へ折り返す事に。

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後半に入ってからも、一進一退の攻防が続く中、アクシデントが発生。

相手との接触プレーで、浪田が膝を負傷し、途中交代を余儀なくされてしまう。

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攻守の要である浪田を欠いたNepean FCは、相手の猛攻を耐えながらも延長で力尽きて、2-4で敗戦。

試合後、歩くのもままならない位の負傷を負ってしまった彼女にとっても、悔しさが残る一戦となったに違いない。

この試合での感想を含めた、浪田のオーストラリアチャレンジの総括については、近日中にアップ予定なので、乞うご期待。

豪州フットボーラーズ

2019年6月24日 (月)

昨日のお昼過ぎ、近所のカフェで仕事をしていた僕の携帯に、一通のメッセージが届いた。

【今日、1st Gradeです!】

NPL2Nepean FCに所属する、浪田恵莉からだ。

このクラブと契約してからの二試合、二軍での出場にとどまっていた彼女。

しかし、先週の試合で4得点を叩き出した活躍が認められ、遂に一軍のメンバー入りを果たしたのである。

キックオフは夜の6時半、天気予報は雨で、気温も10度近くまで落ち込むとの事。

撮影者にとっては、かなりきつい条件である。

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そんなことよりも僕の頭を悩ませたのは、夜の8時から、 State of Origin(ステート・オブオリジンの2戦目が行われるという事だ。

オーストラリアの国民的スポーツである、NRL(ナショナル・ラグビー・リーグ)

その中でも、NSW代表QLD代表が激突する、一年で計3戦行われるState of Originの試合は、普段はラクビーに興味がないオーストラリア人でも観戦するぐらいの、相当なビックマッチと言える。

僕自身も、昨年、State of Originの第一戦目はスタジアムで生観戦し、二戦目は日本にいたにも関わらず、六本木のスポーツバーまで行ってテレビ観戦した位、普段からNRLの熱狂的なファンなのだ。

寒雨に打たれながら、浪田の試合を撮影するか、もしくは家で温かいコーヒーを飲みながら、State of Originの試合を観るか。

この決断を下すのに相当悩んだものの、結局、寒雨に打たれる事に決めた。(笑)

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この日の相手は、APIA Leichhardt Tigers

5年前に総工費 $3.5 millionを費やして改装した、素晴らしいグラウンドでの試合だ。

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トップ下でスタメン出場した、浪田恵莉。

安定したボールキープ力で、試合序盤から多くのチャンスをプロデュースするものの、ゴールには繋がらず。

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この試合の主審を務めた、アジア人の女性レフリー。

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ペナルティーエリア外から狙ったこのシュートは、惜しくもポストにヒットしゴールならず。

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相手ディフェンダーの執拗なマークにも、物怖じしない。

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結局、後半の20分過ぎにベンチへ退いた浪田

雨がかなり強くなり、そろそろ撮影が厳しいかな、と思った矢先での交代だっただけに、僕もそのまま家に帰宅して、State of Originの試合をなんとか後半から観る事に成功!(笑)

試合終了前に会場を去り、試合後の動画撮影ができなかった為、彼女の試合後の感想を、文面でお伝えする。


実際に戦ってみて、フィジカルの強さと、勝ちへの執着心の強さに驚きました。
ファール覚悟でタックルしてくるし、ギリギリのところでも思い切り足を出してくるので、スピード感と力強さに慣れるまで正直、圧倒されていました。
途中からは積極的にシュートを打てるようになったり、チャンスを作ることができるようになってきましたが、1st grade で戦っていくには判断の早さとフィジカル負けしない力強さが必要だと感じました。
チームメイトとも守備の連携についてや、ポジショニングについても少しずつ話せるようになってきたので、これからも成長しながらもっと自分の良さを出していきたいと思います。


シーズン終了まで引き続き、彼女の活躍ぶりを追い続けるので、ご期待を!

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豪州フットボーラーズ

2019年6月 2日 (日)

待ちに待ったこの瞬間。

この舞台でのプレーを目標に、今まで約5か月間、厳しいトレーニング、そしてリハビリ生活に耐えてきた。

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日本から応援してくれている家族、友人がいるからこそ、この異国の地で頑張れている。

Nepean FC 浪田恵莉(20)

2019年6月2日、NPLデビューを飾った。

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日本の育成システムで培った、そのテクニック。

柔軟なトラップと相手の逆を取るドリブルで、パワフルなオージー選手達を翻弄していく。

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もう一人の日本人選手もデビューを飾るが、SMSには出たくないとの事なので、後ろ姿だけ(笑)。

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数多くのオーストラリア代表を生み出して来た名門クラブである、Marconi Stallions。

このクラブが本拠地とする、オーストラリアサッカーの聖地とも呼ばれていMarconi Stadiumが会場となったこの試合で、観客の目を最も引いたのは、紛れもなく浪田のプレーであった。

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ポランチのポジションでプレーした浪田

試合を通じてポゼッションで押され気味だったNepean FCだったが、彼女のロングパスから数少ないチャンスを作り出す。

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久しぶりにこのレベルの女子の試合を観戦したが、日本人女子選手では太刀打ちできないと思ってしまう程の、オーストラリア人選手のパンチ力を目の当たりにする事ができた。

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この体形にしてパワーがあるのはもちろん、驚くぐらい走れてしまうのが、オーストラリア人選手。

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試合を通じて終始、笑顔でプレーした浪田。

ファールをされたシーンでもレフリーが、

【彼女がいくら楽しそうに笑っていようが、ファールはファールだ】

というセリフを、抗議する相手チームの選手に発する程、彼女の笑顔は際立っていたと言えよう(笑)。

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ゴール正面からのミドルシュートから、サイドラインを駆け上がってのクロスまで、縦横無尽にグラウンドを駆け回った、この日の浪田。

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相手ディフェンダーの執拗なマークにも関わらず、簡単にはボールを失わない。

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試合は後半終盤まで0-0で進むものの、残り10分を残してNepean FCが失点。

このまま負けが濃厚かと思われたその時、

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相手のハンドでNepean FCPKを獲得!。そしてキッカーは、

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この試合がこのチームでの初出場となる、浪田恵莉。

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そして皆の期待通り、ゴールネットを強烈に突き刺すシュートを決める。

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(オーストラリアでプレーする、浪田恵莉のNPLデビュー戦後のインタビュー動画)

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この浪田の終了間際の初ゴールもあり、アウェイで貴重な勝ち点1を収めたNepean FC。

浪田にとっても、NPLでのデビュー戦を勝利で飾る事のできた、素晴らしい一日となった事であろう。

しかし敢えて、この日の彼女に注文を付けるとするならば、ピッチ上で常に笑顔でいるのではなく、時には怒りを体で表現し、大声で味方に指示する事も、徐々に身に付けていって欲しい。

それができるようになった時、更に上のステージでプレーできる可能性が、ぐっと近づくに違いない。

豪州フットボーラーズ

2019年5月27日 (月)

先週月曜日から始まった移籍期間

このタイミングでチームから戦力外通告を言い渡された選手から、オファーはないものの、他のチームへの移籍を希望する選手、そして他のチームからオファーを貰う選手がいる。

チームから戦力外通告を言い渡された選手の場合、リーグのレベルさえ落とせば、次のプレー先を見つける事は困難でない。

他のチームへの移籍を希望する場合、その選手が所属チームにとって不可欠な存在であれば、チームが放出に難色を示し、余計な時間を食う場合がある。

そして所属チームがありながらの、他のクラブへの練習参加は規定上は禁止されている為、所属チームを辞めてから練習参加をしなければならず、最終的にプレーするチームがなくなるといった事も起こりえる。

他のチームからオファーがある場合は、上のリーグから好条件でのオファーがある場合と、同じリーグ、もしくは下のリーグから、あまり変わらない条件ながら、ゲーム出場機会の保証といったオファーがある場合が多い。

今回の移籍期間も例年通り、僕はこういった複数の移籍ケースを、ハンドリングしている。

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シーズン開幕から殆ど出場機会が与えられないまま、移籍期間が始まる前の週にクラブから戦力外通告を言い渡された、中野太愛(20)。

昨年、Bankstown Unitedアンダー20のゴールキーパーとしてプレーし、クラブのリーグ昇格と共にトップチームとの契約を結んだ彼。

しかし、昨年からトップチームでプレーしている選手の壁は高く、結局リーグ戦では一度も出場機会を与えられる事がないまま、チームを去る事になった。

一つ下のリーグでチームを探す事も考えた彼。

そんな中、学業も忙しくなり、移籍に関して余計なストレスを抱えたくないという本人の希望で、今シーズンは、アマチュアクラブであるBankstown Dragonsでのプレーを決めた。

オーストラリアにはまだ数年滞在予定である中野。

この苦い経験を糧に、2020シーズンには再びNPLの舞台に戻って来れるよう、新しいクラブでの活躍を期待したい。

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流通経済大学を休学し、今年の初めにオーストラリアへ渡航してきた、 浪田恵莉

NPL1のクラブでの練習参加中、かかとの骨を骨折し、長期離脱を余儀なくされる。

そこから必死のリハビリで、4月の頭にピッチに戻ってきた彼女。

長らくボールを蹴っておらず、実戦感覚を取り戻すという意味でも、移籍期間まではアマチュアリーグのチームでプレーする事に。

そのアマチュアリーグでは得点を量産し、試合を観に来ていたNPLの監督からオファーを貰う。

そして今週、NPL2に所属するNepean FCとの契約書にサインをした。

彼女の場合、アマチュアクラブからセミプロクラブというステップアップの移籍だった為、アマチュアクラブの監督も、この移籍を手放しで喜んでくれた。

今週末から試合に出場する事が予想される浪田

自分の好きなサッカーで給料が貰えるという環境を、目一杯楽しんで欲しいと思う。

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その他、まだ決まってはないのでここでは公表できないが、複数の選手が新しいチームへの移籍に向けて動いている。

僕自身が、選手達のチームの関係者とやり取りをする場合が大半である為、その過程で彼らとの関係が大きくこじれる事もある。

これだけの多民族が住んでいるオーストラリア、それだけに癖が多い人が多いのも確かだ(笑)。

しかし、僕の仕事はあくまでも、選手の利益を最優先する事。

選手の立場を理解してくれないクラブとは、どっちにしろその関係は、長続きはしないだろうから。

そんな訳で、移籍期間が終わるまでは忙しい日々が続きそうだなー。

豪州ソリューションズ