塩澤智弘 Feed

2016年7月 5日 (火)

雨天中止で流れた試合のキャッチアップゲームとして行われたこの試合、ホームのBankstown Berriesには、6月の移籍期間にNPL1のBlacktown Spartadnsから移籍してきた塩澤智弘、そしてアウェーのMacarthur Ramsには、これまた6月に新加入した萩原陽太郎が、それぞれスターティングメンバーとして試合に出場しました。

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今シーズンの前半戦は、Blacktown Spartadnsの主に左サイドバックでスタメンとしてプレーしていた塩澤智弘ですが、徐々にファーストグレードでの出場機会が減り、本人もNPL2への移籍を考えていた矢先、Bankstown Berriesの監督から左サイドバックの選手を探しているという連絡が僕に入りました。NPL1のAPIAの監督を昨シーズン務めていたBankstown Berriesの監督は、昨シーズンBlacktown Spartandsと対戦した際の塩澤のプレーを覚えており、その電話一本で塩澤のBankstown Berriesへの移籍が決まったわけです。

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Macarthur Ramsに加入後、まだゴールを決めていない萩原陽太郎ですが、監督からの信頼は厚く徐々に出場時間を伸ばしている中、この日は2度目のスタメンスタートとなりました。通常は練習グラウンドの最寄駅から監督に車でピックアップをしてもらっている萩原ですが、この試合の前日の監督との電話でこの試合を見に行くと話したところ、監督は僕が萩原を一緒に車で連れてくると勘違いしたらしく、(選手の集合時間は試合開始の1時間から1時間半前なので、試合後は一緒に帰る事が多いですが、行きは基本的に別です。)なんと萩原は最寄駅から徒歩50分の距離を歩いて、この試合会場まで来たというのです。監督もそんな萩原に苦笑いしつつも彼の事を 「フラフラしてやる気があるのかないのかわからない時もあるが、足元の技術は高く、たまに驚くプレーを見せる時がある。今まで自分が見てきた日本人選手とは全く違うタイプの、不思議なプレーヤ―だ。」 とのコメントしています。

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試合は、開始から1分も経たぬ間にBankstown Berriesが先制点を挙げます。

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失点後に徐々にボール支配率を高めるMacarthur Ramsですが、トップの位置にいる萩原まで中々ボールが渡りません。

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左サイドバックの塩澤は、高い位置にポジションを取り、頻繁にオーバーオーバーラップを試みます。

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オーストラリアでの初戦よりは少しはマシになりましたが、まだまだ体をぶつけてのプレーであったり、球際の激しさといった部分では、全然物足りません。そして運動量も少ないです。

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塩澤は可もなく不可もないといったプレーを見せていました。オーストラリアに来たばかり頃はもっと高いポテンシャルを感じたのですが、、ここからまた上のリーグに這い上がっていく事を期待しています。

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萩原に関しては、ストライカーとしてのシュート意識も変えていく必要があります。良い位置でのシュートチャンスもシュートを打たない事が多く、本人曰く 「シュートを打って外したらチームメイトに悪いと思ってしまうから」 との事ですが、そんなメンタリティーではサッカー選手として生き残っていける筈がないです。

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そんなピッチ上でも遠慮気味な萩原の変化を願ってなのか、PKのチャンスに監督が萩原をキッカーとして指名します。ボールをスポットにセットする萩原ですが、ここでレフリーがキックの位置が近すぎると、ボールを1メートル程後方に移動させます。この位置、誰が見ても明らかにPKの位置ではありません。Macarthur Ramsベンチからの監督を始めとするスタッフの猛抗議にも関わらず、そのまま萩原はキックモーションに入ります。

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オーストラリアでの初ゴールなるか?

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ボールの軌道はキーパーの正面を捉えたものの、キーパーが弾いたボールを味方が決め、萩原のこの安堵の表情。試合後に、この明らかに位置がおかしかったPKについて聞いたところ、 「そもそもペナルティーマークさえどこにもなく、レフリーがボールを動かした位置で蹴るしかなかった。明らかに通常のPKの位置より遠く、相手のキーパーも苦笑いしていた」 との事でしたが、結果的にこのプレーでゴールが決まったから良かったものの、試合後にもMacarthur Ramsの監督はこの事に関してレフリーに最後まで抗議しており、もしゴールが決まっていなかったらどんな騒動になっていたのだろうか、と考えてしまいました。

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本人はもちろん全力でプレーしているのでしょうが、それが何故か伝わってきづらい選手なんですよね。逆にBlacktown Spartandsの佐々木周は、猛烈にそれが伝わってくる選手です。

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ゴール前でのこのフリーでのヘッドシーンも、ゴールの枠でなく味方に落とすプレーを選択した萩原。もっとセルフィッシュになれ!

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一対一の攻防はどちらに軍配が上がったのでしょうか?

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結果は2点ビハインドだったMacarthur Ramsがそこから3点を巻き返し、3-2で勝利。PKを外すなど、目立った活躍が出来なかった萩原ですが、試合後の監督はそれでも萩原のこの日のパフォーマンスに関し、概ね満足しているといった事を話していました。

豪州フットボーラーズ

2016年3月22日 (火)

ホームでの開幕戦で痛い敗戦を喫したBlacktown Spartands、第2節は昨年のファイナルシリーズ優勝チームであるBonnyrigg White Eaglesとのアウェーでの対戦となりました。

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各チームの外国人枠が2枠というこのリーグで、英語を母国語としない両チームのアジア人選手が3人ずつプレーするという珍しいシーンが見られた試合となりました。Blacktown Spartandsはご存知の通り、塩澤智弘がオーストラリアのパスポートを保持している為、オーストラリア人枠としてプレーしており、対するBonnyrigg White Eaglesは、15歳の時にオーストラリアに家族で移民し、最近オーストラリアの永住権を取得した韓国籍のChunに外国人枠が適応されない為、6人のアジア人プレーヤが、この日同じピッチに立ったという訳です。

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Blacktown Spartandsは、佐々木周と中村風太を中心に攻撃を組み立てるものの、Chun、そしてもう一人の韓国人選手であるGilが布陣するBonnyrigg White Eaglesの中盤にボールを支配される時間が続きます。

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長年NSWプレミアリーグの複数のチームで、中心選手としてプレーしてきたChun。過去数年間NSWプレミアリーグでプレーしてきたアジア人選手の中でも、個人的な意見ではベスト3に入る実力を持っており、Aリーグでも十二分に通用する実力を持っている選手です。

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Chunとはタイプが異なり、守備面で実力を発揮できる選手であるGil。昨シーズンよりBonnyrigg White Eaglesでプレーしていますが、以前は僕のマネージメントでAPIAでもプレーしていました。

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相変わらずのプレーの質の高さで、相手ディフェンダーの脅威となっていた佐々木周。後はゴールが欲しい!

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攻守に渡って縦横無尽にピッチを駆け回った中村風太。

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本人達がオーストラリアにいる限り、ずっとBlacktown Spartandsでプレーして欲しいと言っている位、佐々木周と中村風太に対する、ベン監督の信頼は絶大です。

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開幕戦よりもオーバーラップする回数は少なかったものの、試合を通じて安定した守備を見せた塩澤智弘。

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この試合、前半に先制されたBlacktown Spartandsですが、後半残り10分で逆転ゴールを決め、強豪Bonnyrigg White Eaglesを相手に、シーズン初勝利を挙げる事ができました。

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塩澤智弘のこのガッツポーズが、この勝利の価値を物語っていますね。イースターホリデーに突中する今週末、NPLの試合だけでなく、Illawarra Premier League(IPL)も開幕を迎えるという事で、かなり忙しくなりそうですが、可能な限りたくさんの試合を皆さんにお届けしたいと思います。

豪州フットボーラーズ

2016年3月16日 (水)

NPL NSW Men's1の開幕戦となったBlacktown Spartands対Parramatta FCの試合、昨年と同じく、佐々木周、中村風太、塩澤智弘はスタメンでのスタートとなりました。

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今シーズンもこのチームの核として活躍が期待されるこの二選手、試合前にガッチリと握手を交わし、気合を入れます。

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昨シーズンは降格争いの中で、辛うじて残留を決めたParramatta FCですが、オフシーズンにはSydney United58の主力選手二人を補強し、プレシーズンにはNPLチャンピオンであるBlacktown FCから勝利を収める等、NPL1に復帰して2シーズン目になる今シーズンは、ファイナルシリーズ進出を現実目標として掲げています。

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昨シーズンより戦力アップしたと言われているBlacktown Spartandsですが、立ち上がりからParramatta FCにボールを支配され、前半12分に失点を許します。

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相変わらずの運動量で相手ディフェンダーを掻き回す佐々木周。

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左サイドバックで出場した塩澤智弘は、頻繁にオーバーラップを見せ、クロスだけでなく、中に切れ込んでのシュートを2本程撃つものの、枠を捉えきれません。

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チームとしてやる事がはっきりしていたParramatta Eaglesに対し、チグハグ感が目立ったこの試合でのBlacktown Spartands、ハーフタイムにはディフェンス陣とボランチの選手が喧嘩寸前の口論とまでなったぐらい、ピッチ上でも関係は良さそうに見えませんでしたが、大丈夫なんでしょうか。

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この試合の採点で、Blacktown Spartandsで一番高い評価を得た中村風太。攻撃の中心選手として良い動きを見せていました。

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後半に入り、怒涛の攻撃から一点を返すものの、その2分後に失点し、勝ち越しを許すBlacktown Spartands。

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この佐々木周のヒールパスから中村風太がシュートを撃つものの、ボールはキーパー正面へ。

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82分に中村風太のコーナーキックからのヘディングシュートでBlacktown Spartandsが同点に追いつくものの、ロスタイムの痛恨の失点を許し、そのまま終了のホイッスル。Blacktown Spartandsの2016シーズンの緒戦は、痛い黒星スタートとなりました。

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試合後、この日観戦に訪れた富岡高校の生徒達と共に。新加入選手も何人かいる中、まだまだチームとして上手く機能しているとは言えませんが、この試合で見えた問題点を修正し、次の試合ではシーズン初勝利を掴んでほしいです。

豪州フットボーラーズ

2016年2月22日 (月)

金曜日の夜に行われたこの練習試合、ケガで戦列を離れていた中村風太も復帰し、佐々木周、中村風太、塩澤智弘と久々に三人が揃っての試合となりました。

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いつもの如く、試合前に心を整える佐々木周。

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二日前にスーパーリーグのチームと練習試合を行い、中一日でこの試合に臨んだBlacktown Spartandsの選手達でしたが、オフシーズンに大幅な選手の入れ替えがあったSydney Olympicを相手に、佐々木周、中村風太といった攻撃陣を中心に、Blacktown Spartandsが序盤から試合を支配します。

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まだ100パーセントのコンディションではないものの、前線で佐々木周と共に良いコンビネーションを見せる中村風太。チームメートにはACL出場経験がある選手が二人いるものの、実質佐々木と中村のチームと言っていい位、このチームでの実力は頭一つ抜けている両選手です。

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左サイドバックで出場した塩澤智弘。この試合でもまずまずのプレーを見せていましたが、もっとやれるポテンシャルを持っていると思います。そしてその後ろに映っているのは、久しぶりにサッカー会場で目撃した、プロサッカーハンターのXXX氏。終始、非常に渋い表情をしていたので、結局近づけずに終わってしまいました。

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去年のこのカードは、Blacktown Spartandsが完全にポゼッションで負け、結果でも負けていましたが、このチームの主力であった日本人選手二人が退団した為、今年は全く違ったチームとなったSydney Olympic。他のプレミアのクラブからも若干選手の補強はしたものの、今シーズンはかなり厳しいシーズンとなる予感を感じさせてくれたゲームでした。

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FWでの出場となった佐々木周。相変わらずの上手い体の使い方で、殆どボールを取られないだけでなく、フィフティーフィフティーのボールをもマイボールへとしてしまう技術の高さが、彼が現在このリーグの外国人選手で一番の評価を受けている理由でもあります。

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佐々木周から中々ボールを奪えずに、ハードなファールを犯し、イエローカードを貰うSydney Olympicの選手。

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本人曰く、自分は決してドリブラーではない、と言い張るものの、このエリア内でのドリブルからのゴールキーパーの股を抜くビューティフルゴールで、Blacktown Spartandsが一点を先制します。前半終了間際にSydney Olympicが一点を返し、ハーフタイムに入ったところで、中一日での試合という事で、Blacktown Spartandsは一軍のメンバーから20歳以下のメンバーに総入れ替えし、試合は終了間際にSydney Olympicが逆転ゴールを決め、2-1で試合は終了となりました。

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今年は少しばかり期待できそうなBlacktown Spartands。引き続き彼らのプレシーズンマッチをレポートしていきます。

豪州フットボーラーズ

2016年2月15日 (月)

アメリカでの修行を終えて、この男が数カ月ぶりにBlacktown Spartadnsのホームグラウンドに戻ってきました。

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今年で3シーズン目のオーストラリアリーグでのチャレンジとなる佐々木周。去シーズンのRunner-up(2位)という成績よりも更に上に行く為に、このオフシーズンも激しいトレーニング積んできました。

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トップ下で先発出場した佐々木周は、前半序盤から相変わらずの存在感で、昨年の準優勝チームであるBlacktown FCの守備陣を翻弄するプレーを随所に見せます。

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監督曰く、オフシーズンの補強で昨シーズンよりは大幅に良くなったという今年のBlacktown Spartandsですが、守備でのミスから失点を重ね、前半を3点のビハインドで折り返します。

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この試合、Blacktown Spartandsは元Aリーガーが2人、Blacktown FCは4人、しかも、Blacktown Spartandsの2人はACLにも出場しているという早々たる肩書を持った選手達がプレーしたのにも関わらず、その中でも圧倒的な存在感を発揮していた佐々木周。Aリーグで活躍できる実力は十二分にあるのですが、その門をくぐるのが本当に厳しいというのが現実です。

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左サイドバックでの先発出場となった塩澤智弘。ポジション争いが過熱する中、与えられたチャンスをものにし、開幕までにサイドバックの定位置を確保する事が目標です。

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まずまずのプレーを見せた塩澤ですが、ケガで欠場しなかった中村風太曰く「まだまだアレックス(塩澤)は下手くそ」との事。

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この足にひっつくトラップ!

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相手チームの韓国人を吹っ飛ばしながらドリブルをする佐々木周。決して体は大きくないものの、サッカーでの体の使い方を十分に熟知しています。結局試合は1-3で終了、佐々木自身も久しぶりの試合で全然走れず、パフォーマンスも良くなかったと言っていたものの、開幕に向けて十分に期待を持てる活躍を見せてくれました。

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この日駆け付けた日本人選手達と試合後に。シーズン開幕に向けて、Blacktown Spartands応援団をドンドン増やしていきたいと思いますので、シドニー在住の方は、是非一緒に会場に応援しに行きましょう!

豪州フットボーラーズ

2015年11月27日 (金)

日中には37度まで上がった気温も、キックオフの時点では16度まで下がった昨日のシドニー。両チームとも来シーズンに向けたの初の練習試合という事でしたが、Blacktown Spartandsは日本人選手の2人、佐々木周と中村風太が不在の中、果たしてカテゴリーが2つ下のクラブを相手にどんな戦いをみせるのか?とても楽しみな試合となりました。

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半袖半ズボンでのサッカースクールのコーチの仕事から直接試合会場に来た樽谷誠司は、急激な気温の降下に、悲痛な表情を見せつつも、自身も対戦するであろう同じリーグの選手達の動きを、念入りにチェックしていました。

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この日、右サイドバックでの出場となった塩澤智弘。前半から積極的にオーバーラップを仕掛け、Blacktown Spartandsの攻撃にアクセントをつける活躍を見せます。

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格下のチームを相手にボールを持てる時間が長かった為、普段より生き生きしたプレーが見られた塩澤智弘。

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Blacktown Spartandsに新加入のYianni Perkatis。アンダー17、そして20のオーストラリア代表歴を持ち、2013シーズンから15シーズンまでWestern Sydney Wanderersに在籍し、トップチームでは8試合に出場。2015シーズンの弱点だったBlacktown Spartandsのボランチのポジションに、安定感ももたらしてくれる事でしょう。

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そして昨シーズン途中から加入した、元AリーガーのHayden Morton。Yianni Perkatisと同じくアンダー17、そして20のオーストラリア代表を経験しており、Central Coast Marinersに在籍していた時にはACLにも出場した経歴を持つももの、正直そこまでの選手かな、という印象は拭えないです。

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面子的に見ると、2015シーズンよりは確実に戦力が上がっているBlacktown Spartands。塩澤自身もスタメンポジションは確約されていない為、3月のシーズン開幕までにどれだけ自身をアピールできるかが、重要になってきます。

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この日に観戦に駆け付けた日本人メンバー達と試合後にワンショット。こうやって日本人の仲間達が応援に来てくれると、プレーする選手達もモチベーションが上がりますよね。

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2015年9月 2日 (水)

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2016シーズンに向けて、佐々木周、中村風太、塩澤智弘の3選手がBlacktown Spartandsとの契約を更新をしました。3選手とも契約条件も大幅にアップし、クラブ側の彼らに対する期待の高さを、再度確認する事ができました。クラブのオフィスでオーナー、そして監督と契約内容を確認しながら、このリーグ、選手、エージェントに関する裏情報等も聞けて、このビジネスを行っていく上でとても参考になりました。

2016シーズンのプレシーズントレーニングは、早いクラブで10月の中旬にスタートします。既に10人以上の選手達の来季のチャレンジが決まっており、複数のNPLのクラブ、Illawarra Leagueのクラブへの練習参加が決まっています。

10月中旬のプレシーズンスタートの直前に、日本の各地で、チャレンジ選手を対象にしたオリエンテーション及び、チャレンジを考えている選手を対象にした説明会を行う予定です。詳細は後日、ブログ上でお伝えします。

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2015年8月19日 (水)

前節の試合で、プレーオフ進出の可能性が絶たれたBlacktown Spartandsの最終戦の相手は、この試合の結果次第では、レギュラーシーズン優勝の可能性を残しているAPIA Leichhardt。レギュラーシーズンの優勝、そしてFFAカップ上位進出を目標に、オーナーの圧倒的な財力で他クラブのエース級を引き抜き、リーグ最強の戦力を揃えたAPIAだったが、FFAカップではAリーグのクラブと対戦する可能性もあったベスト32入りを逃し、リーグ得点王であったBlake Powellがシーズン途中でAリーグのクラブに移籍すると、チームの得点力が急激にダウン、下位チームにも勝ち点を取りこぼす状況に陥る。そんな状況を憂慮したオーナー自身が早速来シーズンを見据えての補強として、佐々木周に高額オファーを出すものの、去年のAPIAとの交渉で苦い経験をしている佐々木としてはそのオファーを受け入れる筈がなく、そんな中で迎えたNational Premier League NSW Men's 1の最終戦は、APIAが佐々木の価値の高さを再認識する試合となった。

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このチームで公式戦だけでも22試合を戦ってきたのにも関わらず、相変わらず日本人コンビである佐々木&中村任せの攻撃と、中盤で全くボールを裁けない、タメを作れないボランチの某選手と、監督の弱みでも握っているとしか思えない位、使えないのに出続けた某選手。他のクラブに比べて、選手獲得の予算はそこそこ余裕があるのに、何故そんな選手達しか取って来れないの?と愚痴りたくなる位のダメダメなリクルートメントについて監督は、「来シーズン、お前達が一緒にプレーしたい選手達のリストを作れ。俺が責任も持って連れてくるから」と、佐々木と中村に言い放つものの、契約する選手を見極めるのは貴方の仕事ではないのですか?と突っ込んでみる。

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APIAのオーナーを始め、監督も佐々木周を絶対に獲得したいと思っているから、彼に対するマークも激しくなるのは当然。それでも佐々木は、そんなマークを物ともせずに、スルスルとすり抜けて行く。

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シーズン開幕前から、監督のベン氏をして、「このリーグにこんな9番はいない」と言わしめた中村風太。トップからボランチまで、全てハイレベルでこなせるこのユーティリティー性を持った中村は、数字以上の活躍と貢献をした選手。正直、週間ベストイレブンに数回は入ってもおかしくない位、活躍した試合が多かった。あのベストイレブン選んでる奴は、ちゃんと試合を直接を観て選んでるのかね。

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シーズン途中に、AリーグのCentral Coast MarinersからBlacktown Spartandsに加入した某選手なんかよりも中村の方が全然上手い。そもそもこの某選手は、オーストラリアのアンダー17、20の代表歴があり、ACLも出場している訳だか、ディフェンシブというボジションの違いはあるものの、総合的に佐々木周と中村風太の方が断然上。だけれど彼らは日本でJリーガーにもなれない。日本の選手層の厚さ恐るべし。

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塩澤智祐。リーグナンバーワンの不安定さを誇るBlacktown Spartandsのバックラインの中では、よくやった方だとは思うが、もっと活躍できるポテンシャルを持っているだけに、今シーズンのパフォーマンスには本人も納得はしていないだろう。

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来シーズンのSpartandsとの契約がまだ未定なだけに、気合を入れて臨んだ最終戦では、先制ゴールをクロスでアシスト。

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2点ビハインドの後半に中村風太がペナルティーエリア内で足を引っかけられPKをゲット。キッカーは2週間前の試合でPKを外している佐々木周。

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今回は決めた。今季9ゴール目となる佐々木のゴールで、一点差に詰め寄るBlacktown Spartands。

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そして残り時間僅かな場面で、Blacktown Spartandsがフリーキックをゲットし、そのボールを佐々木周が、

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タッチしたか?とりあずゴール!!

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佐々木の今季10ゴール目で、Spartandsは土壇場で同点に追いつき、そのまま試合は終了。メンバーを大幅に入れ替えて臨んだBlacktown Spartandsの2015シーズンは、昨年のレギュラーシーズン2位という結果とは対照的に、プレーオフ進出失敗という、失意の幕切れとなった。

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1シーズン、お疲れ様でした。彼ら3人がいなかったら、確実に降格していたであろうBlacktown Spartands、来シーズンはまともな補強をして下さい!

豪州フットボーラーズ

2015年6月21日 (日)

一か月の日本での仕事とホリデーを終え、久しぶりにシドニーに帰ってきました。我らがBlacktown Spartandsは14節を終了した時点で12チーム中7位と、厳しい戦いを強いられている中、前期の対決で完敗したManly Unitedをホームへ迎えました。日本人の3選手、佐々木周、中村風太、塩澤智祐はスタメンスタートです。

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トップのボジションでのスタートとなった佐々木周、試合開始から積極的に前線から相手ディフェンダーにプレッシャーをかけていきます。日本人で今シーズン、一番多くのベストイレブンに選ばれているだけあり、相変わらずの存在感でピッチを駆け回るものの、他のオーストラリア選手のパスを出すタイミングが何テンポも遅く、前半序盤は中々良い形でボールを受ける事ができません。

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佐々木周と共に、2トップの一角でのスタートとなった中村風太、佐々木周との2トップという事で、攻撃での2人のコンビネーションが期待されましたが、ボランチから良いタイミングでボールが入って来なく、両サイドのミッドフィルダーもドリブル好きで球離れが良くない為、中盤まで下がってボールを貰う時間が多くなります。

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一時期スタメン落ちしたものの、調子を取り戻してスターターに返り咲いた塩澤智弘は、右サイドバックでの出場となりましたが、このチームで最大の弱点と言われている(僕が勝手に思っている)右センターバックの相変わらずの不安定さに、彼もやりにくそうでした。

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決して贔屓目ではなく、本当にこの日本人3選手がいなかったら試合になるのかよ!と叫びたくなる位の日本人選手達の圧倒的なパフォーマンスの高さと、オーストラリア人選手達の安定感の無さで構成されている現在のBlacktown Spartandsを観ながら、世界でも類を見ないポイント制度と2枠しかない外国人枠という弊害が、競争原理に晒されていないオーストラリアの若手選手の質の低下に繋がっていると感じている訳です。

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今回、日本の九州社会人リーグ、そして関東大学サッカーリーグの試合を何ゲームか観戦して、シドニーに戻ってきてこのゲームを観て改めて感じた事は、ボールを止める蹴るといった基礎技術であったり、判断の部分では日本人の方が上だが、セットプレーでの高さや、球際の激しさ、単純な筋力の多さ、身体能力の高さはオーストラリア人の方が上であるという事と、日本は大半、リスクを負わないプレーをする為、横パスの多さ、そして自軍ディフェンスラインでボールを回す時間が多く、スローテンポになりがちだが、オーストラリアは縦への意識が強く、リスクを負うプレーをどんどんする為、その分ボールロストも多く、アップテンポな試合になりやすいという事です。どっちが良いかは別として、観ている方としては正直、オーストラリアのサッカーの方がエンターテイメントとしては面白いですね。

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佐々木周は、こうやって相手に囲まれてボールをキープしながらも、左手で味方に指示を出している訳ですが、中々彼の思い通りには味方が動いてくれない訳で、しかもその指示が味方にはうるさく聞こえるらしく、Too much complaining(文句を言いすぎ)って逆に言われてしまうらしいです。

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だからこそ、意思疎通がよりスムーズにできるだけでなく、サッカーのイメージを共有できる佐々木周と中村風太が、本能的に互いを探す訳です。

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これも、中村風太の折り返しに、佐々木周が相手ディフェンダーの前へ入っていき、シュートしたものの惜しくも外れたシーンです。ここにオーストラリア選手が絡んでくると、中々スムーズなプレーにはならないんですよね。

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この左利きの彼は、元オーストラリア20歳以下の代表で、Aリーグのウェスタンシドニーのユースでプレーしたもののトップに上がれず、このリーグでプレーしている選手なのですが、オーストラリア人らしからぬタッチと技術を持っている反面、オーストラリア人の特徴とも言える、激しさがあまりない、そして走れない!2年程前までは、彼のエージェントがイングランドプレミアリーグのフルハムに売ろうとしていた位の素晴らしい実力の持ち主だったのですけれどね。

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このシュート、Blacktown Spartandsが、2点ビハインドから2点追いつき、3点目の逆転ゴールを突き刺すシーンですが、この11番の彼、このシュート以外はダメダメでした。体も大きいし、ドリブルのスピードもそこそこあるので、ポテンシャルは高いと思うのですが、なんせドリブルが好きで無駄なタッチが多すぎる。シーズン開幕当初からまったくこの彼の悪癖が治っていない所が、彼の学習能力の無さを感じさせてしまいます。

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とはいえ、こんなSpartandsでも、よっぽど良いサッカーをしていたManly Unitedに勝ってしまった。どんな形であれ、勝った方が強いという事ですから良しとしましょう。

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試合後のワンショット。3日前にシドニーに到着した18歳のニューチャレンジャー、田中君も日本人選手達の活躍に大興奮し、大きなモチベーションを貰う事ができました。

豪州フットボーラーズ

2015年4月 1日 (水)

National Premier League NSW Men's1の第3節は、またまた肌寒いBlacktown Football Parkでの試合です。今回のBlacktown Spartandsの相手はプレシーズンカップで優勝しているSydney United 58という事で、厳しい試合が予想されましたが、試合開始直後からBlacktown Spartandsがゲームをコントロールし、これはいけるのでは?と思ったところでディフェンスの一瞬の集中が切れ、前半25分に失点をしてしまいます。しかしその失点からのキックオフ直後にスーパープレーが生まれます。

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中村風太が左サイドからドリブル突破からの見事なこのループシュートを決め、すぐさま同点に追いつきます。

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この試合で特に目立ったのが、左サイドバックに入った塩澤智弘。左サイド突破からの精度の良いクロスで、Blacktown Spartandsの多くのチャンスを演出していました

Dsc_6771その後も攻め続けたBlacktown Spartandsは前半終了間際、佐々木周がこの日も逆転のゴールを決め、前半を2-1で折り返します。

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Dsc_7070後半開始直後、Blacktown Spartandsのセンターバックの不用意なファールによるPK、そして基本的な守備のミスにより、2失点をし、さらに後半終盤、とどめのゴールを決められ、4-2のスコアで終了のホイッスル。応援しているクラブについて、あまり批判的な事は書きたくはありませんが、今日は書かしてもらいます。とりあえずPKを与えたセンターバックの彼は、このリーグでプレーするレベルに全然達していないので、もう出さないで欲しい。そしてセンターバックを補強しろ!得点は佐々木周と中村風太が取ってくれるし、塩澤智弘は安定してきたので、このポジションさえ安定すれば、上位も狙えると思います。この試合も、全然負け試合ではなかったので、本当に勿体ないです。

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負けた試合にも関わらず、前節に続いて2週連続でベストイレブンに選ばれた佐々木周。正直な話、なにを基準にこのベストイレブンを決めているのかはわかりませんが、(ソーリー曰く、サッカーに関してあまり詳しくない彼の友達が選手の採点を担当しているとの事)この試合を観ていた人なら、佐々木周がベストイレブンに入らないはずがない、という位の圧倒的な攻守での活躍をしていました。ここまで3試合で5得点と、中盤にも関わらず、得点ランキング1位を走っている佐々木、この調子で得点王へ向けて得点を量産してほしいですね。

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