上田祐輔 Feed

2016年9月18日 (日)

この時期になると、来シーズンに向けた選手のクラブとの契約更新も、僕の仕事の一つとなります。シーズン中にも電話でクラブのオーナー、監督と綿密に連絡を取りあうだけでなく、試合会場に直接足を運んで世話話をする事により、少しでも彼らとの信頼関係を築けるように努力していますが、やはりお金の問題が絡んでくる契約の話ともなれば、一筋縄ではいかないのはこの世界も同じです。

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今シーズン、チームのエースストライカーとして12ゴールを記録し、自身が所属するWollongong Olympicの快進撃の立役者となった上田祐輔。彼のピッチ上の圧倒的なパフォーマンスだけでなく、ピッチ外での振る舞いもクラブの首脳陣から高く評価され、シーズン中盤には既に同クラブから延長のオファーを貰っていたものの、本人も様々な選択肢を考慮した上での、レギュラーシーズンが終了したこのタイミングでの契約更新の交渉となりました。

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このクラブの代表を務めるChris Agro氏。Wollongong中心街の目抜き通りでレストランを経営する彼は、クラブ所属の選手に対し、レストランでの飲食はいつでも無料で提供するという太っ腹な性格の持ち主で、この地域のサッカーリーグ、そしてこのクラブの発展に長年関わってきた人物です。僕と上田がテーブルに着くや否や、食べたい物を何でもオーダーしていいよと進めてくるChris氏。コーヒーと軽食をつまみながら、世間話から今シーズンの上田のプレーに対する評価、賛美へと続いたところで、本題の給料交渉に入ります。

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今シーズンの上田の活躍を考えた時、ある程度の給料アップが期待されたものの、クラブが提示してきたオファーは、多少期待外れな金額。もちろんこのリーグではトップクラスの額を貰っている彼ですが、ここは引き下がっては交渉人の面子が立たない!という事で約30分粘り、何とか双方が納得できる条件で契約更新をしました。契約更新後には、レストランのスウィーツが並ぶカウンターの前で、笑顔でポーズをとる上田。このクラブと契約すれば、このスウィーツも食べ放題ですので、スウィーツが好きなサッカー選手は、是非このクラブでのプレーを考えてみては如何でしょうか?(笑)

現在、日本に居ながらも、このリーグの多くのクラブから来シーズンの補強の為の連絡が入ってきており、それと同時に、来シーズンのニューチャレンジャー達が既にオーストラリアに到着し始めています。

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先週金曜日に到着した崎山諒一。沖縄県出身で鳥取県の米子北で第92回全国高校選手権大会にも出場してる、21歳の期待のニューチャレンジャーです。僕がいない間は、寺本貴生にビシバシ鍛えてもらいます。(笑)

今後も続々とチャレンジャー達がオーストラリアに到着予定ですが、まだまだ来シーズンのチャレンジャーを募集中ですので、ご興味がある方はご連絡下さい!

豪州フットボーラーズ

2016年7月16日 (土)

水曜日の夕方に行われたキャッチアップゲーム、Wollongong Olympic vs South Coast Unitedの試合は、現在10ゴールで得点ランキング5位の上田祐輔の存在感が、一段と際立った試合となりました。

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久しぶりの観戦となった上田祐輔の試合ですが、得点感覚もさることながら、前線でのキープ力、相手をかわすドリブルも、相変わらずこのレベルでは群を抜いています。

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South Coastの中盤を司る李東俊。前半は消えてしまう時間が多かったものの、ボールを持った時のドリブルは、Wollongong Olympicのディフェンスに脅威を与えていました。

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現在、週一回ストライカートレーニングアカデミーでシュート力を磨いている上田祐輔。そこでの練習が功を奏したのか、前半にサイドからのクロスをゴールネットに押し込みます。

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シーズン前半は最下位争いをしていたSouth Coast Unitedですが、そこから徐々に盛り返し、現在は8位という成績で、ファイナルシリーズ進出をも狙える位置につけています。

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選手達に支払っている給料でいえば、リーグでもトップ3に入るであろうWollongong Olympic、3枠の外国人枠は上田祐輔以外に、2人の韓国人選手と契約しており、当然実力もこのリーグでトップクラスのこの韓国人選手達ですが、この日は普段トップ下でプレーしている背番号10を付けている韓国人選手がベンチスタート。実力は折り紙付きの彼ですが、何やら監督と最近馬が合わないらしく、後半残り15分から20分位から出場するゲームが続いてるとの本人からの説明でしたが、彼がいないWollongong Olympicの前線で、上田が孤立するシーンが目立ち始めます。

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試合中に監督からもしきりに名前を呼ばれ、ポジションの指示を受けていた上田祐輔。監督とのコミュニケーションが時にはスムーズに取れない状況で、時折彼に関してクラブのオーナーや監督から僕の携帯に連絡が入りますが、プレーの質の高さだけでなく、彼の真面目な人間性も大いに評価をしているという監督の言葉を聞くごとに、海外のサッカーで生き残っていく為にはオンザピッチでのパフォーマンス、結果だけでなく、オフザピッチでの振る舞いも同じぐらいに重要になってくるという事を、改めて認識させられます。

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後半に入り、味方が獲得したPKを成功させる李東俊。キッカーを任されるという事は、それだけチーム内での信頼があるという事の裏付けです。

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同点に追いつかれたWollongong Olympicは、後半残り20分で10番の韓国人選手を投入します。彼が投入されるや否やWollongong Olympicに流れが戻り、彼と上田の連携からチャンスが生まれ始めます。

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残り5分で、左サイドからの10番からのサイドチェンジに反応した上田が右サイドでボールを受け、ペナルティーエリアラインの少し内側からシュート放つものの、ボールは無情にもゴールポストを叩き追加点ならず。決まっていればスーパーゴールだっただけに、このプレーには観衆からもため息が漏れました。

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結局試合は1-1のドローで終了しましたが、途中交代で入ってきた韓国人10番が明らかに良かっただけに、彼がスタメンから出ていれば全く違った結果になっていただろうと思わざるをえない、何とも監督の采配に疑問符を付けざるをえない試合となりました。

(写真撮影:寺本貴生、斉藤麻衣子)

豪州フットボーラーズ

2016年3月28日 (月)

イースターホリデー初日の金曜日、Illawarra Premier League第1節の注目カードであるWollongong Olympic対Wollongong Unitedの試合を取材しに行ってきました。

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ギリシャ系クラブであるWollongong Olympicは、NPL1のクラブにも引けを取らない資金力を誇り、オフシーズンには日本人選手である上田祐輔と、NPL1のクラブからもオファーがあった韓国人選手2人を獲得しました。上田祐輔に関してですが、昨年、NPL1のManly Unitedと契約を交わしたとお伝えしましたが、プレシーズンマッチを重ねる中コンディションが中々上がらず、チームのベストイレブンから外れる時期が続き、そのタイミングでWollongong OlympicからManly Unitedよりも良いオファーを貰った為、今年の2月に同チームとの契約に至った訳です。NPLを始めとするオーストラリアの2部以下の殆どのクラブが、基本給プラス勝利給といった形を取っており、試合に出れなかったり途中出場の場合は大幅に貰える給料が減ってしまう為、選手にとっては自分がスタメンでフルに出れるレベルのリーグ、チームでプレーする事が、金銭的な面だけを考えたとき、賢明な判断と言えるのです。

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昨年のファイナルシリーズ優勝チームであるWollongong Unitedは、昨シーズンプレーした金城基樹と湯澤大佑と再契約し、NPL1のWollongong Wolvesに移籍した川瀬浩太の穴を埋めるべく、ポーランドリーグでプレーしていた在日韓国人選手である安真也を補強しました。川瀬とは異なり、ストライカーのポジションでプレーする安に対するクラブの期待は相当なもので、今シーズンの安のパフォーマンスがWollongong Unitedの順位を左右するといわれている位、大きな役割を担っています。

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今シーズン、このリーグ、そしてこのクラブで3シーズン目を迎えた金城基樹。2年前、このリーグで全く外国人選手がいなかった頃からプレーしており、彼の活躍のお蔭でこのリーグでの日本人選手の需要が急上昇したと言っても過言ではない位、2シーズンの間コンスタントなパフォーマンスを見せてきました。

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昨年のファイナルで負傷をし、長期間戦列を離れていた湯澤大佑。昨年の活躍で、オフシーズンにはNPL1のクラブから興味を示されたものの、条件アップでWollongong Unitedへの残留を決めました。

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Wollongong Olympicのホームで行われたこの試合、第1節屈指の好ゲームという事で、多くの観衆が会場に詰め掛けましたが、ローカルの人だけでなく、両チームの日本人選手の知り合いの日本人サポーターの姿もチラホラ見受けれました。

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前線で起点になり、積極的にドリブルやシュートを仕掛けていく上田祐輔。

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前半、ゴール前のチャンスから上田が右足でボールをネットに押し込み、Wollongong Olympicが先制します。

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後半に入り、なんとか同点に追いつきたいWollongong Unitedは、右サイドバックの湯澤大佑が果敢にオーバーラップ見せ、精度の良いクロスを上げます。

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後半に追加点を決めたWollongong Olympicは、守備固めをしようと、上田祐輔と前線の起点となっていた韓国人選手を交代させますが、これが裏目にでて前線でボールを全くキープできなくなります。

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後半終盤の圧倒的なボールポゼッションから、後半の残り10分でWollongong Unitedが2得点し、最終スコアは2対2の引き分け。開幕戦に相応しい、観る側にとってはエキサイティングな試合となりました。

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開幕戦無得点に終わった安真也。周りとの連携にまだ不安は残すものの、爆発的な左足で得点王争いに食い込んでくる事は間違いないでしょう。多くの日本人選手が参戦している今シーズン、今後、誰がこのリーグに名を馳せるのか、今からとても楽しみです。

豪州フットボーラーズ

2015年11月18日 (水)

上田祐輔は先週の金曜日、そして樽谷誠司は本日の朝にManly United FCから契約オファーを貰い、本日、正式に同クラブと契約を交わしました。

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本日(11月18日)の練習後に、監督を始めとするコーチ陣と上田、樽谷、そして宮下とで記念撮影。

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実質、ボールを使った練習2回で契約を勝ち取った樽谷誠司。日本で彼のプレーを初めて見た時から、NPL1(豪州2部)のクラブと契約できると確信していましたが、2回の練習ではそれぐらいインパクトのあるプレーを見せ、監督、コーチ陣を唸らせていました。

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そして正に、Manly United FCが来シーズンの為に探していたストライカーの条件を十二分に満たしているプレーヤー、上田祐輔。初回の練習からキレのある動きとパンチのあるシュートを見せ、このクラブの中心選手である背番号10番が、上田を取ってくれと監督に直訴した位の、練習でのクオリティーを見せた結果の契約となりました。

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この2人の加入によって、大幅に戦力アップしたManly United FC。今後も実力のある日本人選手達が、来シーズンに向けてNPL1(豪州2部)のクラブへ練習参加予定なので、2016シーズンの日本人対決も目が離せません!

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練習後の恒例の夕食会。今日は日本食レストランで日本食を堪能。ハードな練習後だけに、2人共、食べる量が半端じゃありませんでした。今回の彼らの加入により、近年中堅から抜け出せきれなかったManly Unitedが、2016シーズンは上位争いをするクラブに変わっていく可能性は大いにあると思います。引き続き、彼らの様子をレポートしていきますので、ご期待下さい。

豪州フットボーラーズ

2015年11月 3日 (火)

先週金曜日の朝便でシドニーへ到着し、その日の夜にNPL1のクラブへ練習参加した上田祐輔、25歳。大学卒業後にJFLの佐川印刷SCへ入団し、リーグ戦27試合で4ゴールを記録したものの1シーズンで佐川印刷SCを退団。その後は、シンガポール、カンボジアのトップリーグを転々とし、2016シーズンはオーストラリアでのチャレンジを決めたこの男は、長時間のフライトで疲労が溜まっているのにも関わらず、初回の練習から潜在能力の高さを見せてくれました。

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基礎練、そしてポゼッションゲームの後に行われた、コートを半分使ったゲーム形式の練習では、ボールタッチ、キープ力、判断の良さ、といった部分は、練習生が多く参加したこの日のメンバーの中では、明らかに際立った存在感を発していました。

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今回のチャレンジに照準を合わせ、大学のサッカー部で3ヶ月間みっちりとハードなトレーニングを行ってきただけあり、コンディションには全く問題がないと言い切る上田。既に監督やコーチ陣からの評価も高く、この日会場に居合わせた、Aリーグに複数の選手を持つ南米のエージェントも、上田のシュート時の足の振りの速さ、パンチ力を絶賛していました。

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上田と同じ、吉備国際大学サッカー部出身の成瀬利通もこの日の練習に参加。大学時代は上田が1軍、成瀬が3軍で大半の時間を過ごしたため、大学時代は一緒にプレーするチャンスが殆どなかったものの、2年ぶりのオーストラリアでの再会に2人とも胸を躍らせていました。

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来シーズンに向けて、数多くのNPLのクラブ、そしてWollongongリーグのクラブから選手獲得の為の連絡がきますが、殆どのクラブが探している、点を取れるストライカーにピッタリと当てはまる上田だけに、最終的に彼がどのクラブと契約を結ぶのか、とても楽しみです。

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練習後のストレッチの時間にも、コーチから質問をされる上田。英語はあまり話せないと本人は言うものの、シンガポール、カンボジアという日本語が通じない環境でプレーをしてきただけあり、コミュニケーションは問題なさそうです。

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最後に大学サッカー部の同期2人でのツーショット。2016シーズンに向けて、チャレンジャーは続々と到着予定です。

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